8年ぶりにアルバムをリリース。ついついうれしくなって書いてしまいました。50才代オジサンアメリカンロックバンド。いつまでも色褪せないボストンサウンド健全なり。
ボストンを知ったのが中学生のころ。FMラジオを聴いていたらセカンドアルバムの「Don't Look Back」がながれていた。今までとは全く違ったロックサウンド。メロディアス・コーラス・ハードなギターサウンド。ハイトーンのボーカルコーラスライン。音楽構成が今までにないパターン。ボストンだけは覚えていたのだげ曲名が思い出さなく、本屋に行きボストンの記事が載っている本を片っ端から読み買い込んだ。そっか「Don't Look Back」かと思い、FMラジオにリクエスト。1週間してやっとながれた。すぐさまラジカセに録音。やっと手元に残すことができた。すきりれるまで何度も聞いた。当時コンポがなかったためレコードを買うことができなかったからである。そうこうしてる間に高校に入学。親にコンポを買って貰い すかさずボストンのセカンドアルバムを購入。やっと全曲が聴けた。そしてファーストアルバムはどんなサウンドだろと思いこれも数日しない内に購入。「more than a feeling」のアコースティックなギターからハードなギターサウンド。変わらぬハイトーンのボーカルコーラスライン。私がボストンにはまったのはこの時からだ。
高校を卒業後、社会人になってまずレスポール(ギブソンのゴールドトップじゅないよ!)のギターとアンプを購入。ディストーションのきいたギターサウンドは初めて聞けた。ボストンをコピーし遊んでたら、一台のアンプじゃおもしろくないと思い別メーカーアンプを購入。これでギターサウンドをステレオで聞けると思い鳴らしてみた。「えっ左右に音が分かれない。しかも位置が真ん中からしか聞こえない。なぜだ?」と考え、中学生のころに買ったボストンの記事を読んでいるとステレオエフェクターのことが書いてあった。ボストンのリーダー「トム・シュルツ」によると「長いケーブルがびっしり詰め込まれたカンカンを持ってレコーディングした」と載っていた。トム・シュルツの手作りとか。「そっか、左右の時間を遅らせて鳴らせば良いんだ」と考え作ったのがこれ。
左はストレートにアンプにつなぎ、右はケーブルを長くしてつなげた物。原理は簡単。ケーブルは長ければ長いほど信号の伝達スピードが遅れるからである。ただ電気抵抗が増える為減衰しノイズが増えた。完璧とは程遠かったが まあまあ楽しめた。
サードアルバムを出す前に、トム・シュルツは「シュルツ・リサーチ&デベロップメント」社を設立。今売っているか分からないが、ギターエフェクター「ロックマン」の研究開発製造販売を手がけるようになった。「私も是非買って鳴らしたい」と思い、サードアルバムが出た1986年後に購入。
写真:ロックマン 1U harf Rack Type 1988年 SRD社製
上から
●Distortion Generator
●Instrument Equalizer
●Stereo Chorus
●Stereo Echo
時々弾いてます。
友人もボストンにはまり、この他にポータブルタイプのロックマンも購入。聞かせてもらったけど やっぱりハーフタイプの方が がぜん音が良い。
トム・シュルツはファーストアルバムを出す前から、自分のサウンドを作り出すために自宅にスタジオを作りレコーディング。その時にステレオエフェクターを作る程のこだわり派。名門校MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業。博士号取得。確か電子工学だったかな?。その後ポラロイド社に入社。その時に作ったのがファーストアルバム。
ボストンサウンドの大きな特徴は トム・シュルツのギターサウンド手法にある。コンポで聞いても分かりにくいが、ヘッドホンで聞くとよく分かる。普通フレーズを一本のギターで終わらせるところを 2、3本弾いている。同じフレーズだが音は全く重なっていない。原音からみて微妙にスピードを速めたり遅めたり、エフェクトのかけ方やギターチューニングを若干ずらしている。トム・シュルツに云わせるとダブリングという。オーケストラのバイオリニストが数人で弾いているのと同じ事をテープレコーダーに一本々録音し編集している。この手法がボストン独特のギターサウンドを重厚にしている。ただ単にうまく鳴らすだけでなく 「ギターサウンドはこうやれば こうゆうふうに鳴る」というのが良く分かる。というよりもトム・シュルツのギターサウンドのこだわりなんだろう。また ボーカルも全く同じ手法をとっておりハイトーンコーラスでありながら厚みを増している。更に自ら研究開発製造したギターエフェクター「ロックマン」がボストンサウンドの大きな原動力となり他にないギターサウンドを作り上げている。
ボストンを初めて聞く人にはまずセカンドアルバム「Don't Look Back」がおすすめ。当時の方がダブリングが良く聞き取れる。ミュージックだけでなくサウンドも是非楽しんでほしい。
50才過ぎたオジサンロッカー。これこそがロックマイスターボストン、トム・シュルツ。昔と変わらないこだわりギターサウンド。今度もまた聞けるのは8年後かな?いつまでも変わらぬサウンドを宜しくお願い致します。
2002/11/25